2001-2002A/Wのパリコレクションからクリスチャン ディオールのメンズウェアラインとして発足。イヴ・サンローランでメンズウェアラインのデザイナーを担当していたエディ スリマンがブランド立上げのデザイナーを担当した。
ディオールオムの発足以前はディオール・ムッシュというメンズラインがあり、パトリック・ラヴォワがデザインを担当していた。

しかしメンズウェアとしてはやや低迷していた。
ディオールオムのファーストシーズンはセンセーショナルそのもの。「男たちにもっと洗練され、もっと魅力的なものになって欲しい」と語るデザイナーのスリマンは、色彩は黒が基調、レザータキシード、細身のジャケットを中心とした非常にタイトなシルエットの作品を発表した。細身のデニム、スキニージーンズも人気を博した。そのスタイルは多くのデザイナーに影響を与え、一つのトレンドを生み出した。
ディオールオムのコレクションは世界中から喝采を浴び、日本でも多くの雑誌に取り上げられ、多くの芸能人がディオールオムを着て大人気となった。エディ スリマンはこれらの活躍を受けて、2002年、CFDAにより「デザイナー・オブ・ジ・イヤー」に選出された。
2004年、初のメンズウォッチ「シフル・ルージュ」を発表。シフル・ルージュとはフランス語で「紋章と赤」という意味がある。以後、時計ラインも積極的に展開し、ゼニスの「エル・プリメロ」を使ったモデルも発表されている。なお、時計に関してはディオールオムではなく「Dior」とブランド表記がされている。
2007年、スリマンは輝かしい功績を残し、惜しまれつつも、ディオールオムのデザイナーを辞任。
2007年3月ディオールオムのアートディレクターにクリスヴァンアッシュの就任が発表される。アッシュはプレタポルテとアクセサリーを担当し、スリマンが手がけていたフレグランスとスキンケアは含まれないとのこと。主にメンズウェア、バッグ、アクセサリーラインに注力する。
クリスヴァンアッシュはディオールの立上げ当時、スリマンのアシスタントをしており、自身のブランドの設立の2004年の9月までディオールオムに在籍した経験を持つ。アッシュの手がけるディオールオムは2008S/Sからスタート。クラッシクでエレガントな要素を取り入れ、彼の就任以降、現在に至るまで、ディオールオムは成長を続けている。Text By ファッションプレス (Dior HOMME)
